VOC測定 VOC測定

先日お盆休みの中、VOC測定が都内の某病院で行なわれました。

その前に“NPO法人 日本VOC測定協会”は、北見工業大学の研究室とタイアップして国が定めている正式な方法(アクティブ法)で室内の空気を採取し、それを指定の方法で分析しています。そしてその測定士を育成、認定しているのがVOC測定協会です。分析は北見工業大学の研究室で分析され、その結果は報告書として作成されます。その日本VOC測定協会の認定業者としてまた東京事務所として登録しているのがブライトンです。社長をはじめ私と古我が測定士の資格を持っています。VOCの測定は他にも「パッシブ式」や「検知管式」がありますが信頼性に欠ける為採用されておりません。国ではホルムアルデヒド・VOCとして13品目の指針値を定めておりますが、品格法における住宅性能表示の測定対象物質としてホルムアルデヒド・トルエン・キシレン・エチルベンゼン・スチレンの5物質が指定されています。

と言うわけで、酷暑の中朝9時より1日かけて測定してきました。この日はリフォームをする病棟のリフォーム前のVOC測定で、後日リフォーム後の測定もする予定になっています。VOCの測定というのは測定時の状況が大切で、測定士は前日からアルコールの摂取は禁止!です。お酒を飲むとアセトアルデヒドが多量に発生します。もちろんタバコもダメ!です。整髪料や化粧品、クリーニングしたてのワイシャツもダメ!などなど・・・

最近アレルギー体質や過敏症の方が多くなってきていますが、新築物件の引渡し前にVOC測定をやってデータを持っていれば引渡し後に問題が起きた場合などの対応にも役に立ちます。F☆☆☆☆はホルムアルデヒドの規制に関してだけですから、VOCも安心という訳ではありません。新しく出来た議員宿舎のシックハウスが取りざたされていますが竣工後にVOC測定はやっていないのでしょうかね?
 

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